高校で始まる「情報Ⅰ」の授業数

ネットのニュースで「情報Ⅰは2単位」ということは見て知っていたのですが、この2単位は具体的に何時間なのか気になっていたので調べてみました。

まず、

    1単位時間(1コマと読み替えた方がわかりやすいかな?)は50分
    標準で35単位時間(コマ)の授業をもって1単位となるそうです。

そして、卒業までに修得しなければならない単位数は、学校によって異なるようですが、少なくても74単位以上は必要とのこと。

そうすると「情報Ⅰ」は2単位なので計算してみると

    35単位時間(コマ)×2単位=70単位時間(コマ)

学習時間に換算すると

    70単位時間(コマ)×50分=58時間20分

これ、1年間の授業時間ではなく卒業するまでの授業時間です。

仮に授業が週2コマだったと仮定すると、ざっくりですが

1ヵ月で

    2コマ×4週=8コマ

夏休みなどの長期休みを除いて1年間では

    8コマ×10カ月=80コマ

「情報Ⅰ」の授業は1年間で終わってしまいます。

週に1コマとしても2年間で終わりです。

小学校でも始まったプログラミングですが、「情報Ⅰ」の範囲はとても広いので、プログラミングは「情報Ⅰ」のほんの一部分です。単純に考えるとプログラミングに使える授業数は数コマにしかならないそうです。

数コマの授業で、あのサンプル問題にあった疑似言語(DNCL)の問題が解けるようになるのか疑問です。

先日、高校で採用予定の「情報Ⅰ」の教科書を全種類見てきました。(たしか12種類だったかな?)

どの教科書も200ページぐらいだったと記憶しています。

このページ数を先ほどの80コマで考えると

200÷80コマ=2.5ページ

1コマの授業で2ページ以上進まないと終わらない計算になります。

これって少ないの、多いの、どっちなのでしょうか?

「情報」は小学校から積み重ねた科目ではなく、高校で初めて独立して登場する科目です。

1コマの授業で「今日はIPアドレスの話です。・・・IPアドレスはこれで終わり、じゃあ次ね・・・」ってことになるのでは?

2025年の大学入学共通テストは、どんなことになるのか・・・

※単位の解釈や計算が間違っていたらすいません。

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