SQL Serverでデータベースミラーリング(その3)

ミラーリング設定準備に入ります。

データベースのバックアップ

元になるデータベース(プリンシパル)のバックアップが必要になるのですが、「完全復旧モデル」でないといけないようで「単純」「一括ログ」はミラーリングがサポートされてないようです。

まずは「完全復旧モデル」になっているかを確認します。

Microsoft SQL Server Management Studioを起動してインスタンスに接続します。

対象のデータベース名で右クリックして「プロパティ」を開いて「オプション」をクリックします。

「復旧モデル」が「完全」になっていない場合は変更して「OK」をクリックします。

 

バックアップは2つ必要です。

「完全」と「トランザクションログ」の2種類

対象のデータベースを右クリックしてバックアップ

「バックアップの種類」で「完全」を選択して、その他の設定ができれば「OK」をクリックする。

 

「バックアップの種類」で「トランザクションログ」を選択して、その他の設定ができれば「OK」をクリックする。

バックアップ先は完全バックアップのファイルに追加します。

「完全」と「トランザクションログ」の2つをバックアップしましたが、作成されるファイルは1つです。

 

 

バックアップからの復元

ミラー側での作業になります。

データベースがまったくない状態で「完全」と「トランザクションログ」同時に復元できそうな気がするのですが、なぜかうまくいかないので「トランザクションログ」のチェックを外して「完全」のみを先に1度復元しました。

 

上書きするにチェックをして復旧状態は「RESTORE WITH RECOVERY」のままで行います。

 

もう1度データベースの復元を開いて、今度は「データベース」と「ログ」にチェックしたままで「オプション」を設定します。

 

上書きにチェックして復旧状態は必ず「RESTORE WITH NORECOVERY」に設定します。

どうもここが重要なようです。

設定ができれば「OK」をクリックして「完全」と「トランザクションログ」を復元します。

 

復元が完了するとデータベース名の後ろに「(復元しています…)」と表示されます。

これでミラー側の準備完了です。

 

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